●シワ、シミ、たるみ… 紫外線は女の敵!!
紫外線は目には見えないですし、肌へのダメージがすぐには現れないこともあり、うっかり甘く見がちですが、シミ、しわ、たるみ・・・恐ろしいことに、我々の肌をどんどん老化させていきます。
まずは、なるべく肌へのダメージを与えないように、紫外線に当たってしまう部分は、必ず日焼け止めを塗りましょう。
そして女性の方は、お顔であれば、日焼け止め + パウダーファンデーションをおすすめします。
女性だけでなく、今では『美白男子』というのもよく耳にします。 男性でも日焼け止めを持ち歩く人は、今では珍しいことではないようですね。
●紫外線のA波とB波とは
紫外線には、「A波」と「B波」があります。
A波…肌の真皮層にまで届くため、コラーゲンなどにダメージを与え、肌の老化を早めてしまいます。
雲やガラスを通すので、曇りの日の室内でも浴びてしまいます。
B波…とてもエネルギーが強いのですが、浸透は表皮までで、赤くなってヒリヒリします。
UVケアとよく聞きますが、日焼け止め1つとってみてもA波B波など表示も様々で効果もそれぞれです。
●日焼け止めのSPFとは
日焼け止めには「SPF」という表記があります。SPFとは、紫外線のB波を防ぐ効果を示しています。
紫外線を浴びてから肌が赤くなるまでの時間を何倍に伸ばすかを表すものです。
例えば、SPF30の日焼け止めを使用した場合、肌が赤くなるまでの時間を30倍に伸ばすことができるということになります。
肌が赤くなるまで20分程度かかる人だと、20×30⇒600分(約10時間)
約10時間までは日焼けが抑えられるということです。
ただし、この単位の目安は、1平方センチメートルあたり2mg塗った時の値となります。
(けっこうたっぷり・・・)
SPFの数値が高ければその分効果も高くなりますが、その分、肌への負担も高くなります。
●日焼け止めのPAとは
紫外線のA波を防ぐ効果を表しているのが「PA」になります。
「PA+」 から 「PA++++」まで4段階あります。
+の数が多いほど A波を防ぐ効果が高くなります。
A波はB波より光の波長が長く、肌の奥まで届きます。
しわ、たるみなどの肌の老化を招きます。
また、雲や窓ガラスも通ってしまいます!!
曇りの日や家の中、車の中でも油断できないのですね…
日焼け止めは、塗る量が少ないと効力も減ってきますし、2時間くらいおきに塗りなおさないと、どんなに優れたものでも効果は下がってしまいます。
普段の通勤時なのか、レジャーなのか、その用途によって選ぶことをおすすめします。
●紫外線対策はサングラスも大切
紫外線は皮膚だけでなく、目もキャッチしています。目から入った紫外線で、メラニン色素が作られてしまうのです。ですが、さすがに目には日焼け止めは塗れません。
紫外線が強い時の外出は、ぜひサングラスをかけてお出かけください。サングラス1つで、体の疲労度も変わってきます。
●紫外線で骨粗しょう症予防
紫外線ケアについてお話ししましたが、紫外線は決して悪者ではありません。
紫外線は、骨を形成するためにはとても重要かつ必要なんです!
骨の形成には「カルシウム」が必要ですが、食物から摂取したカルシウムを体内に吸収させるためには、ビタミンDが必要です。
それも、ただ摂取すれば骨は強くなるということではなく、ビタミンDは、「活性化」することによって効率よく働きだし、カルシムの吸収を助けます。その「活性化」するために必要なのが、紫外線なんです!
骨粗鬆症の予防、子供の成長には、カルシウムやビタミンDの摂取だけでなく、適度な紫外線を浴びることも、とても必要なんですね。
●紫外線で免疫力アップ
太陽を浴びると皮膚がんになりやすいとよく聞きますが、南国や、赤道近くに住んでいる人に皮膚がんが多いということではないようです。日本人は白人よりも紫外線に対する抵抗性が高く、紫外線の影響で皮膚がんになる可能性は低いと言われています。
がん患者の多くは、ビタミンDが不足しているという研究があります。ビタミンDは、骨や筋肉の成長だけでなく、免疫の働きにも携わっています。ビタミンDは紫外線によって体内で作られるので、ビタミンDを増やすには適度な日光浴で紫外線を浴びることが大切です。
子どもは特に、日光浴をすることで骨や筋肉が強くなり、冬には風邪をひきにくく、アレルギー症状も減っていくと言われています。
●紫外線でメンタルヘルス
また、紫外線は人間のイライラを抑える役割もあると言われています。
適度な日光浴が、ストレスリリースになっているのです。
「最近の子供はすぐにキレやすい」というのも、外で遊ぶ機会が減ってきているからかもしれません。
また、潜水艦は日光からは無縁な空間であり、男性ばかりの閉塞的な空間です。何か起こっても簡単には外に出ることができないという緊張感と危険を伴っています。
そんな空間で争いごとが起こっては大変なので、潜水艦の中の蛍光灯からは紫外線が出ているという説もあります。(信じるか信じないかはあなた次第…)
ストレスリリース、うつ病予防、不眠症対策に、陽の光はとっても大切なんですね。
●おわりに…
紫外線は絶対に避けなければならない悪者では決してありません。
紫外線をある程度浴びることは、健康を維持するために必要なことなのです。
フィジカルにもメンタルにも、ある程度の紫外線は必要です。
でも日焼けでシミ、シワが気になる方は、日焼け対策もしっかり行いましょう。
紫外線を適度に浴びて、今日も1日happy…
そしてそして…
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